書研印社篆刻作品ギャラリー(習作)

「書研」誌 競刻課題印「賀正」

賀正2006


橋本                   寒河江                      大橋
参考作                   安藤                      大橋



<Lv.1課題> <Lv.2課題> <Lv.3課題>
「大吉」 留場作
(東京)
「長楽」 大津作
(東京)
「長生」  高田伊知子
(吉祥寺産経学園)
若干細いが、太いところもあり良い。右辺縁は偶然の欠けを利用、補刀を加えた結果、面白い作となった。 「楽」の字が若干傾いた。「長」の調子は良い。 封泥(ふうでい)風ということ。HPで見ると中の字が太く見えるが、実印影では辺縁と中の字が見事に対比した。成功作といえる。
<Lv.4課題> <Lv.5課題> <Lv.7課題>
意自如」 磯部作
(東京)
不如学」 及川作
(東京)
「長生」 大橋協司
(青森)
等分割的ではなく、2字目を左にずらし、「意」を縦長に配置。こういう場合の計算としては「意の心」左下と「如の口」下の空間に「自」を配置する事になる。線質がおとなしいが、この段階では秀作といえる。 意図しないところが欠けてしまったが、決定的に読めないわけではないので、それはよい。3字印の場合、それぞれの面積をどの程度の割合にするかが難しいが、その割合良し!又、雅味のある雰囲気がある秀作に仕上がった。 金文での課題印。この作品の場合辺縁の考え方が出ている。朱文印としての構築性の計算が上手く行ったということである。
自由課題
洗心」 杉山作
(吉祥寺産経学園)
「伊知子」高田伊知子作
吉祥寺産経学園)
界線の効果が出ている。心の中心部分間はもっとしめたほうが良いだろう。 ちょっと蘭台風ということか、配置としては成功した。子の上部辺縁の開放も良い。
自由課題
「廉平」 佐藤作 「好古」 篠崎作
分間をそろえて成功した。結体も良し。 漢印風ということになる。好の女の下部分は右に流れたが「補刀」にて修正した。
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