書研印社篆刻作品ギャラリー2(展覧会出品作)

ギャラリー1(習作)はこちら

2004年広島県美展
見危到命
「見危到命」7.0cm×7.0cm 伊藤翠鴎作(広島)
連続で県展入選の作品。「到」の結体の良さが目を引く。堂々とした作品に仕上がった。
2003年広島県美展
「我忘吾」7.5cm×7.5cm 伊藤翠鴎作(広島)
疎画の字の3字印だが、太い線の構成で力強い作品に仕上がった。このインターネットの画像で見る限りは「欠け」を作り、朱と白の対比をもっと強調したほうがよい。しかし、それは「インターネットの画像」が後ろからライトに照らされた状態で、かつ「赤=朱」色が膨張色ということが関係するようだ。実際の印影を見る限り(朱色の印象がこの画像ほどでない)は、線質の変化(=細い線を入れる)のほうが、かえって太い線の効果が出るように思う。ともかく秀作である。
2004年日書展(日本書道美術院)
「萬殊一徹」6.0cm×6.0cm 天草玄峰(吉祥寺産経学園)
「歳月如流」6.0cm×6.0cm 大橋協司(青森)
上記2点は新春の展覧会出品作、両名とも大型印は初めてなのでそういった意味では良く出来た。「萬殊一徹」は朱白相関文というもので、この「一」を朱文にする形は多い。線質は金印を狙ったのだろうが、成功かどうかは読者の判断に任せる。「歳月如流」は運刀の確かさが欲しかった。シャープな線質が出ればなお良かった。

戻る